西宮市｜さきたクリニック-院長のひとりごとコラム-開業医後継者問題

前回“脳梗塞闘病記”をアップしたところ、多くの人からお見舞いのお言葉をいただきました。
お心遣いに感謝します。

それでというわけでもありませんが、今回は当クリニックの後継者問題について書かせていただきます。

 

当院に限らず現在は開業医の高齢化が進み、後継者問題が取りざたされています。
私の周りの乳腺クリニックでも同様の悩みがありお互い会えば”いつまで続けるかなあ”というのが合言葉になっています。
開業医は院長の突然の病気や体調不良が一番の気がかりです。突然閉院するわけにはいかず、徐々に患者さんを減らすというのは結構難しいです。
跡取りがいれば問題はありませんが、なかなかうまくいかないのが現状で、他人への継承というのが一番現実的なようです。

 

幸い当院では娘が継いでくれる方向で副院長として業務を手伝ってくれています。
今回の私の入院時は期せずして代診を担い、クリニックは1日も休むことなく経過できました。
私も今後は無理がききませんので、何とかスムーズな代替わりを目指したいと思います。
ただ娘の子供（私の孫）がまだ小さいため、完全移行はまだ先のこととなりそうです。
それまで何とか滞りなくクリニックを進めていきたいと思います。
スタッフにもいろいろ面倒をかけていますが、患者さんにご迷惑がかからないことを第一としています。

 

それでも様々ご不便をおかけすることがあるかもしれませんが、なにとぞよろしくお願いします。

著者　院長・医学博士　先田功