西宮市｜さきたクリニック-院長のひとりごとコラム-脳梗塞闘病記

先日、脳梗塞を発症し入院をしました。
その節は患者さん、関係各所、職員および家族に多大なご迷惑をおかけしました。
おかげさまで現在は麻痺も後遺症もなく無事社会復帰ができました。お詫びするとともに感謝の気持ちでいっぱいです。

金曜日の午後診終了間際に右上下肢が急に脱力しました。
脳の異常と判断し、すぐに脳神経外科病院を受診しました。頭部MRI検査の結果、脳梗塞の診断となりました。
SCU（Stroke Care Unit：脳卒中集中治療室）に緊急入院となり、発症4.5時間以内にしか使えない特効薬の血栓融解剤を注入し24時間絶対安静となりました。
翌日には症状も収まり、安静度は徐々に軽減されていきました。重症患者として集中治療室に5日間入院し、無事退院できました。
病院の医師、看護師、レントゲン技師、理学療法士、薬剤師、栄養士および事務の方々には本当にお世話になりました。
自分一人のためにこんなに多くの人々が関わってくださり感謝の気持ちでいっぱいです。

脳梗塞は1年以内に10％、10年以内に約半分の患者が再発するといわれています。

再発しないように退院後は食事と水分摂取、運動、睡眠に気をつけ、降圧剤と抗コレステロール剤および血小板凝集阻害剤を毎日服用しています。
おかげで血圧もコレステロール値も正常で、体調もまずまずです。
無理はできませんが診療にも復帰し、日々頑張っています。

今後ともどうかよろしくお願いします。

著者　院長・医学博士　先田功