さきたクリニック院長 先田功が
毎月乳がん医療に関することなどの医療コラムを更新。
乳がんや乳腺疾患、近年の乳がん治療、乳がん検診の医療情報や乳癌学会の内容など、院長が執筆し「院長のひとりごと」と題しWEB配信しております。
11月23日に大阪で乳癌学会近畿地方会が開催されました。
ウェブ配信はなく、リアルのみの開催でしたが多くの参加者でにぎわっていました。
女性、若い参加者が多いのが印象的でした。
教育講演“病診連携-クリニックからのメッセージ”でパネリストに指名されました。
乳がん診療の進歩と高度化に伴う病診連携の重要性について発表しました。
会場は開業医と勤務医が半々で熱気に包まれた討議がなされました。
他のセッションでは医師の働き方改革について議論されていました。
乳腺領域は女性医師の割合が高く、出産、子育て世代の働き方について様々な方策が示されました。
社会全体として支えていく必要性が論じられました。
医学界ではエビデンスが何より大事ですが、エビデンスの出ない領域におけるリアルワールドデータの重要性が再認識されています。
豊富なデータをもとに活発な意見交換がみられました。
学会ではどうしても大学や大病院が中心に回っていきますが、実臨床で頑張っている中小病院やクリニックにスポットを当てて今後の活動を考える会も催されました。
小さな力を結集して発言力を増していきたいものです。
著者 院長・医学博士 先田功
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