西宮市|さきたクリニック-院長のひとりごとコラム-KANSAI Breast Cancer Forum

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さきたクリニック院長 先田功が
毎月乳がん医療に関することなどの医療コラムを更新。

乳がんや乳腺疾患、近年の乳がん治療、乳がん検診の医療情報や乳癌学会の内容など、院長が執筆し「院長のひとりごと」と題しWEB配信しております。

KANSAI Breast Cancer Forum

KANSAI Breast Cancer Forum が大阪で開かれました。テーマは”乳癌薬物療法は新たなステージへ”でした。大阪国際がんセンターの医師による基調講演の後、乳腺クリニックの開業医たちとともにディスカッションが展開されました。
ここに私もディスカッサントして参加しました。現地とWEB参加が可能なハイブリッド形式で開催されました。


昨今の乳癌薬物療法の進歩には目を見張るものがあります。
効果のある新薬がどんどん開発され、臨床に応用されています。
おかげで乳癌の治療成績は飛躍的によくなっています。
ところが臨床現場では少なからず混乱が生じています。というのは治療選択が多岐にわたり、一人一人の患者さんに最適の治療薬を選択することがとても難しくなっています。
また新薬の慣れない副作用に対応することも大変です。


医療連携を強化して最終目標である乳癌死ゼロイメージイラスト特に病院の医師に負担が大きくのしかかっているのが現状です。
そこで我々開業医がいかにその役割分担ができるかという点が今回の大きなテーマでした。
病院でしかできない検査や処置、薬の導入は病院で精密に実施し、ある程度状態が落ち着いたら開業医がきめの細かいフォローアップをするというより緊密な病診連携が大事です。
そのためにできることは何かということで活発な議論がなされました。
今後も引き続き病院と医院の間での積極的な意見交換が必要だと思われました。
患者さんにとっては病院と医院に2人主治医がいるイメージで最適な治療が受けられることがベストです。

 

医療の進歩に応じた最適な治療を目指して、さらに医療連携を強化して最終目標である乳癌死ゼロを目指してまいります。

 

著者 院長・医学博士 先田功

乳がん検診・乳腺外科
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著者 院長・医学博士 先田功

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