西宮市|さきたクリニック-院長のひとりごとコラム-リキッドバイオプシー

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さきたクリニック院長 先田功が
毎月乳がん医療に関することなどの医療コラムを更新。

乳がんや乳腺疾患、近年の乳がん治療、乳がん検診の医療情報や乳癌学会の内容など、院長が執筆し「院長のひとりごと」と題しWEB配信しております。

リキッドバイオプシー

リキッドバイオプシーとは、患者から血液などの体液を採取し、その中に含まれているがん細胞や、がん細胞由来の物質を解析する技術です。
「リキッド」は「液体」、「バイオプシー」は「生検(せいけん)」を指します。これを使うことにより、しこりを形作る前の超早期のがんを見つけることができるようになります。がん治療の効果判定にも応用が可能です。治療後の転移、再発がんを見つけるためのマーカーにもなります。

 

リキッドバイオプシー

リキッドバイオプシーの最大のメリットはその簡便性にあります。
ヒトに多大の侵襲を加えることなく検査ができます。したがって健康な人に対する健診として応用が可能です。血液あるいは唾液を調べるだけでがんかどうか判断できることができるようになるかもしれません。
がん患者さんに対しても頻繁に検査ができるためリアルタイムに状態を把握することができます。
欠点としては、腫瘍組織検体を用いた検査に比べると感度が低いことが知られており、体内の腫瘍量が十分にないと血中からは情報が検出されず、正確な遺伝子診断ができません。

 

将来的にはそのがんに特有な効果がある薬剤を使用して手術をすることなく、簡単にがんを治療できる日が来るかもしれません。
現在、世界の医療機関でリキッドバイオプシーの研究が行われています。一部の技術は臨床応用を目指して企業が参画して開発が進められているものもあります。

 

早くそんな時代がきて、がんを簡単に見つけて、簡単に治療できる日がくることを待ちわびる今日この頃です。

 

著者 院長・医学博士 先田功

乳がん検診・乳腺外科
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著者 院長・医学博士 先田功

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