西宮市|さきたクリニック-院長のひとりごとコラム-第31回日本乳癌学会

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第31回日本乳癌学会

今年は日本乳癌学会学術総会が横浜で開催されました。コロナが明けて今回は現地参加、現地発表となりました。当院看護師の発表もあり、皆で現地集合しました。
4年ぶりのリアル乳癌学会は活気に満ちていました。旧知の先生方とも直接会ってお話しできたのは大変有意義でした。
学会場は人であふれ、活発な討論が繰り広げられました。私も当院看護師もWEB発表とは違い、生の質疑応答ができてより充実した学会となりました。

第31回日本乳癌学会のイメージイラスト

 

学会自体も大いに様変わりしました。テーマが大きく変わり、従来の経験豊かなベテラン医師や研究者が幅を利かせるのではなく、新進気鋭の若手が活躍するという印象でした。
世の中が大きく変革する時代を反映して乳癌診療の世界も転換期にさしかかっていることを実感しました。

 

いまや免疫療法はがん診療の一つの大きな柱となりつつあります。
私のかつての研究テーマがまさに免疫療法でした。
ただし当時と今ではレベルも内容も大いに変わっており時代の流れに感慨無量です。
がんゲノム医療はさらなる進歩を遂げ遺伝子情報は診断と治療に大いに寄与することとなります。
これらの情報量は莫大なものとなり医療の世界でもデジタルトランスフォーメーションをいかに効率的に取り込むべきかということが盛んに議論されました。
また働き方改革は医療現場でこそ採用されるべきで、様々な現場での取り組みが紹介されました。

 

久々に訪れた横浜は大いに様変わりしていました。いまも方々で工事が行われておりまだまだ発展していくようです。行きかえりの新幹線はほぼ満席で外国人の姿も多く見かけられました。
ようやくコロナの長いトンネルを脱しつつあることが実感されました。
帰りは崎陽軒のシュウマイをお土産にして、また明日からの診療に学会の成果を生かそうと心新たにしました。

 

著者 院長・医学博士 先田功

乳がん検診・乳腺外科
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