がんと認知症の予防薬があればのみますか?いくらなら買いますか?これは夢物語ではありません。
現実です。しかも料金は無料(タダ)です。それは”運動“です。
運動ががんや認知症を予防することは科学的、医学的にはっきりと証明されています。
それではどれくらいの運動をすればいいのでしょうか?
1回30分くらいの運動を週に2~3回でいいようです。運動の程度は心拍数が上昇してうっすら汗をかく程度で構いません。元気な人ならジョギング、高齢者ならウォーキングで十分です。
可能なら回数、時間、運動強度をあげればより効果的です。
(やりすぎはマイナスの効果もあります。)
日常生活で歩く習慣をつけましょう。街で階段を見たら喜んで上り下りしましょう。それが自分の健康に直結します。
一つ私からの提案は犬を飼うことです。多くの犬は朝夕の散歩が必須です。
これで犬は喜びますし、人間も健康で長生きになります。
犬との触れ合いは人を癒します。このとき犬にも人にも幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されることが分かっています。犬を飼えば健康になり、しかも幸せになれるのです。
さらに犬を散歩しているといろいろな人と触れ合います。犬の散歩同士では全く見ず知らずでも挨拶を交わして、会話をします。犬を散歩しているだけで老若男女いろいろな人から声をかけられます。犬を飼うことにより様々な義務と責任が生じますが、それに余りある益があると思われます。
とにかく思い立ったら簡単でタダです。今から“運動”の習慣をつけて、心身共に健康になりましょう。
著者 院長・医学博士 先田功
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