西宮市｜さきたクリニック-院長のひとりごとコラム-産業衛生学会（高知）

産業衛生学会が高知で開催されました。
産業医の更新には一定の研修が定められています。

コロナ禍で多くの研修会が実施されなくなり、必要に迫られ日帰り弾丸参加をしました。朝一番の飛行機で高知入りし、最終便で帰るという過酷なものでした。

 

学会では最新の産業構造の変化が論じられました。
コロナでテレワークが促進され、対人関係からくるストレスは軽減されました。一方、人と人とのつながりが希薄になることの弊害も露わになってきました。
AIや仮想空間などの進歩により職場環境は大きく変化しつつあります。
そんな状況における産業衛生の在り方が討論されました。
広くとらえれば社会の変革が人間にどのような影響を及ぼすのかという問題提起といえます。もはや、この変化は止めることはできません。

それに対して人間がどのように適応していくのか、これからも考え続けなければならないでしょう。
明るい未来を迎えるためにやらなければならないことは山積であると実感しました。体は疲れたもののとても有意義な一日となりました。

 

本学会では高知出身ということで、元阪神タイガースの藤川球児さんの特別講演がありました。
学会場の近くには旧山之内家下屋敷後の有名な温泉旅館があり、長い昼休みを利用して日帰り温泉で寛ぎました。

帰りの空港で高知特産品を購入し、食堂で高知名物に舌鼓を打ちました。
余裕があれば桂浜やはりまや橋を訪れたいと思っていましたが、時間的に無理でした。タクシーの運転手に言われましたが、今度は是非泊りがけで訪れたいものです。

 

 

著者　院長・医学博士　先田功