標題には2つの意味をかけています。1つは一体いつまでこのウィルスにふりまわされるのかということと、もう一つはもはや流行して3年になるウィルスをいつまで“新型“と呼ぶのかという疑問です。
現在日本では第7波が猛威を振るっています。連日過去最高の感染者数を記録しています。ただ重症化率や死亡率は低いため今回、行動制限はかけられていません。
率が低いといっても数がこれほど増えると重症者や死者の絶対数は以前の流行より多いのが現状です。若い人や子供にも犠牲者は出ています。病院は逼迫しています。やはり一人一人ができる範囲で感染予防に努めることが肝要です。
とにかく手洗い、マスクなどの感染予防と、やはりワクチン接種が推奨されます。
ワクチンを打ったから大丈夫とは言えませんが、明らかに感染率、重症化率は低くなります。副反応はあるものの体制を整えてワクチンを打ちましょう。
現状のワクチンは9月いっぱいで終了予定です。10月からは新たなワクチンが出回る予定です。
また今年の冬はインフルエンザの流行が懸念されています。両方のワクチンを受けて予防することをお勧めします。
これでおさまるだろう、もう大丈夫だろうと思い続けて第7波まで来てしまいました。
本当に次こそはとの思いで、今しばらく頑張りましょう。少なくとも、もはや新型ではなく少しきついがありきたりの風邪になりつつあるのではないでしょうか。
とにかく、早く社会が落ち着くのを願ってやみません。
著者 院長・医学博士 先田功
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