西宮市|さきたクリニック-院長のひとりごとコラム-オミクロン株の脅威

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オミクロン株の脅威

 オミクロン株が日本を席巻しています。最近は感染者数が低下してきていますがこのままピークアウトするでしょうか?
この変異株には2つの特徴があります。
1番目は従来株より格段に感染力が強く、子供が感染しやすいということです。
第2には重症化率、死亡率が低いということです。

子供の感染のイメージイラスト

 

子供が感染すると学校や幼稚園、保育所が学級閉鎖となり働く親が仕事に行けなくなります。
エッセンシャルワーカー、特に医療従事者が勤務できなくなり社会活動が抑制されます。
重症化率、死亡率が低いので感染者が爆発的に増えても重症者数、死亡者数自体はそれほど多くはありません。それなのになぜ医療が逼迫するかというと通常医療がコロナのために大いに制限を受けるからです。

 

普通の病気で病院を受診する人を検査するとコロナ陽性になる率が高くなります。
コロナ陽性患者はまずコロナが優先され本来の病気の検査、治療が後回しになります。
特に混乱するのが救急現場です。救急処置を必要な患者も陽性になるとコロナが優先されます。
妊婦さんが感染すると通常の産婦人科に受け入れてもらえなくなります。コロナ医療が逼迫するのではなく、一般医療がコロナのため正常に機能しなくなるのです。

 

うがい、手洗い、マスクのイメージイラスト

子供のワクチン接種が認可されました。合併症のある子供さんのワクチン接種が勧められます。
成人の3回目接種も効果があります。そして基本に立ち返り手洗い、うがい、マスクで予防しましょう。

 

欧米ではオミクロンがピークアウトして、制限を緩和あるいは解除し始めています。日本でも一日も早くコロナが収まり正常な日常生活を取り戻したいものです。

 

著者 院長・医学博士 先田功

乳がん検診・乳腺外科
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