“LIFE SPAN 老いなき世界”は衝撃の一冊でした。皆さんも是非ご一読ください。
内容を一言で表すと“老い”は病気であるという考え方です。
人が老化し死亡するのは自然の摂理と思われていますが、“老い”が病気であり治す手立てがあるなら寿命は飛躍的に伸びる可能性があると主張しています。
人生100年時代と言われていますが、だれもが人生120年時代を若く生きられると訴えています。
動物実験では様々な事実が証明されています。メカニズムはともかく老化を遅らせる方法は様々あります。
基本は食事、運動と睡眠です。これに気を付けることにより老化が予防できます。
老化の先にがん、心筋梗塞、脳卒中および認知症があります。つまり老化を予防することによりこれらの病気が発症することなく寿命が延びるのです。
食事療法は様々ありますが空腹が大事です。空腹により長寿遺伝子にスイッチが入ります。
バランスの良い食事をして、過食を避けることが現代人には有効です。
メカニズムはよくわからないものの運動が老化を予防することは間違いのない事実です。運動により寿命が延びるばかりでなく健康寿命も延長し認知症も予防します。
まさに命がけで運動をすることが求められます。
睡眠が健康に大事なことは論を待ちません。睡眠の量と質を確保することが何より先決されます。
種々の薬剤が寿命を延ばすことが示されています。
人に応用されるのもそう遠くないかもしれません。
現代の医学は様々な病気を治すことが第一義となっています。治療から予防へのパラダイムシフトにより、より健康的な世界が実現されるかもしれません。そういう世の中が現実のものとなるまでできることから実践していきましょう。
著者 院長・医学博士 先田功
〒662-0971
兵庫県西宮市和上町2-35 テルヴェ101