幸せの脳内ホルモン-院長のひとりごとコラム

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幸せの脳内ホルモン

 幸せの脳内ホルモンイメージイラスト人が幸せを感じるメカニズムが脳科学によって解き明かされつつあります。脳内では様々な脳内ホルモンが分泌され、それに応じて身体や精神のパフォーマンスが左右されています。その中で幸せを感じる脳内ホルモンが注目されています。代表的なものは次の5つです。

 

1. 心の平安が得られているときのセロトニン型幸福

2. 大切な家族や友人とともにいるときに感じる連帯感が与えるオキシトシン型幸福

3. 人に承認されているとき、やる気満々でモチベーションが高いテストステロン型幸福

4. 何かに打ち込み、苦痛を和らげるオピオイド系のエンドルフィン型幸福

5. 何か達成したときや、美しいと感じる時を含め、報酬系が活性化されるときのドーパミン型幸福

 

 セロトニン型幸福は穏やかでいつでもどこでも心の持ちよう一つで感じることができます。私は鄙びた田舎の温泉宿の露天風呂にゆったりつかっているときに強く感じます。

オキシトシン型幸福も持続的で静かな幸福です。年齢を重ねるとより強く求めるような気がします。

テストステロン型幸福は仕事に伴う幸せです。しんどい、つらい、苦しいと思ってもやり抜くことによって得られる幸せです。

エンドルフィン型幸福は肉体的苦痛の後に得られます。代表的なのは長距離走の時に感じるランナーズハイです。山登りや筋肉トレーニングの時に感じる爽快感はこの型の幸せです。

幸せの脳内ホルモン「露天風呂」イメージイラスト

ドーパミン型の幸福は最も興奮度の高いものです。甲子園球場に行けば強烈に感じることができます。高揚感は最高ですが、祭りの後の寂しさが待っています。

 

 幸せは求めるものではなく感じるものです。以上の様々な幸せをうまく取り入れて人生を送りたいものです。

 

著者 院長・医学博士 先田功

乳がん検診・乳腺外科
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