五十肩闘病記3-院長のひとりごと

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五十肩闘病記3

 五十肩闘病記3肩の授動術を受けた後、神戸の整形外科を紹介されて週1回のリハビリが始まりました。理学療法士さんが動かなくなった私の肩を伸ばします。ゆったりと伸ばしていきますが、それは絶妙のタイミングでそれ以上動かしたら痛いというところで止まります。そこからはさらにさらにゆっくりと動かします。そうすると痛みなく可動域が増していきます。それはとてもいい気持でした。痛いと言うこともなく、顔をしかめるでもないのに筋肉の硬さでわかるのでしょうか。さすがプロだと感心しました。帰り際に宿題を出されます。今できる範囲の自己リハビリの課題が渡されます。やはり私の五十肩は重症だったようで、1単位20分のリハビリでは不十分ということで2回目からは2単位40分の時間が予約されました。

 

 月1回の割で授動術を受けたペインクリニックに通います。そこでは肩の可動域が測定されます。わずかずつでも進歩がみられるとうれしいものです。リハビリに2か月通い、自己リハビリもがんばり可動域はまだ100%ではありませんし、動かしたときに痛みはわずかに残るもののようやく卒業となりました。五十肩闘病記3

 

 最後に痛み止め薬からの離脱に少し苦労しました。痛み止めを常にのんでいたおかげで肩の痛みが和らいだだけでなく、慢性の腰痛も治まりました。花粉症も治まりました。ということはやめると今まで抑えられていたわずかな痛みが気になります。鼻もわずかにむずむずします。それでもいつまでも薬に頼っているわけにはいかず、ちょうどゴールデンウィークを機会に完全にのむのをやめました。おかげで今年の連休はぼーっと家で過ごすこととなりましたが、薬からの離脱に成功しました。あとは簡単な肩の自己リハビリを続けて再発しないことを願うのみです。

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 長い五十肩の闘病生活でしたが、医師、看護師、理学療法士および事務の方々といろいろな方にお世話になりました。家族にも迷惑をかけました。病気になるとそういった人々の支えがいかに大きいかを痛感します。自分も医療従事者として、スタッフともども病気を持った人あるいはさまざまな不安を抱えた人の支えになることができればと改めて強く心に刻むことができました。今後の診療に生かすことができれば幸いです。

著者 院長・医学博士 先田功

乳がん検診・乳腺外科
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