さきたクリニック院長 先田功が
毎月乳がん医療に関することなどの医療コラムを更新。
乳がんや乳腺疾患、近年の乳がん治療、乳がん検診の医療情報や乳癌学会の内容など、院長が執筆し「院長のひとりごと」と題しWEB配信しております。
日本超音波医学会が国立京都国際会館で催されました。
今回はWFUMB(世界超音波医学生物学学術連合国際会議)とJABTS(日本乳腺甲状腺超音波医学会)の共催となり多くの人でにぎわいました。
これほどの人々が超音波医学に携わっていることを間近で見ることができ圧倒される思いがしました。
私は必修講習会に参加しました。
超音波専門医は5年に1度の更新に際し、必修講習会を受けなければなりません。
さらにこの講習会を超音波工学フェロー、超音波検査士も受ける必要があります。そのため定員1750名の京都国際会館メインホールが満員となりました。
プログラムは医療倫理、医療安全および超音波の安全でした。それぞれ最新の知見をもとに講演があり大いに役立つ内容でした。
特に安全といわれる超音波に対しても、スペックの向上や造影剤の使用などリスクがないかどうかの検討が十分なされていることには驚かされ、感心しました。
国際会議では世界の医学超音波の潮流を知ることができました。
JABTSの教育セッションでは最新の乳腺超音波の流れが把握でき勉強になりました。乳腺甲状腺領域では超音波診断が中心的存在です。これからもさらなる研鑽の必要性を痛感した学会でした。
著者 院長・医学博士 先田功
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