乳癌学会-院長のひとりごとコラム

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乳癌学会

 6月の末に、横浜で第15回日本乳癌学会総会がありました。

乳癌学会は今や会員数が一万人を超え、今回の総会参加人数も五千人近くであったということです。15年前はまだ学会にはなっておらず、乳癌研究会と呼ばれており、ひとつの会場でこぢんまりと総会を行っていました。
乳癌学会イメージイラスト当時と今とでもうひとつ大きな違いといえば、女性の参加者が非常に増えたということです。昔は乳癌を専門にする外科医が中心で参加者はほとんど男性ばかりでしたが、最近は病気の性格上、女性外科医が増えました。
また放射線科医、腫瘍内科医、病理医、産婦人科医、形成外科医、精神科医など多分野の医師が増えました。さらに乳癌学会の特徴として、多くの看護師、放射線技師、臨床検査技師および患者会やボランティアの人々の参加も増えています。 それらの多くが女性ということもあり、学会場では女性の姿が目立っておりほかの学会とは一味違い華やかな雰囲気でした。

さて総会の内容はといいますと、規模が非常に大きくなってしまったため多くの会場で同時にいろいろなテーマの討議が行われておりすべてを網羅することは不可能です。
さらに自分の発表もあるし、自分と関係のある人の発表にも参加しなければならないしということで、消化不良はなはだしいといったところです。
これはまあ今に始まったことではないので、ある程度割り切らなくては仕方がありません。しかし参加できたセッションでは、いずれも活発な討論が行われており非常に刺激になりました。

最近の医学の進歩には目覚しいものがありますが、特にこの乳癌の領域における変化の速度は著しいものがあります。
確立されたスタンダードを守りつつ、最新の知見に接し最良の医療を展開していかねばならないと決意を新たにしました。
来年は大阪で総会が行われますので、当院のスタッフにも参加してもらおうと考えています。

ところで、学会のもうひとつの楽しみは総会の参加とともに日本各地を訪れるということがあります。横浜では世界一の規模を誇る中華街でおいしい中華をいただきました。
また今回は鎌倉に足を伸ばし、念願の鎌倉大仏を拝んできました。
大仏の近くの長谷寺というところでは見事な紫陽花を堪能しました。
非常に蒸し暑く、少々ばててしまいましたが明日からの英気を養うことができこの面でも大いに有意義でした。

著者 院長・医学博士 先田功

乳がん検診・乳腺外科
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