新型コロナオミクロン株が世界で猛威を振るっています。
感染力がとても強そうです。ワクチンの効きも悪そうです。重症化率は低そうです。死亡率も低そうです。私たちはいったいどうすればいいのでしょうか?
今のところ日本での感染確認は少なく、国の水際対策が奏功しているようです。それでも完全に防ぐことは無理でしょう。まずできることは今まで通りのマスク、手洗いと3密を避ける行動でしょう。もうこの生活様式にも慣れました。今年もいまだインフルエンザの流行は認められていません。
予防効果がある証拠と言えるでしょう。
今後、年末年始の人流をできる限り抑えたいものです。3回目のワクチンの準備は着々と進められています。感染予防効果は薄いといわれるものの、しないよりしたほうがよさそうです。さらに重症化率も下げられるようです。1回目、2回目の経験を活かし打つほうも打たれるほうも準備を整えましょう。
いったいいつまでこのような生活を強いられるのでしょうか?
ウィルスにとってはできるだけ長く生き残るために感染力を増して、重症化率を減らすことが大事です。新型コロナは今まさにその方向に向かっていると考えられます。この調子で人類が集団免疫を獲得した暁には、このウィルスも普通のコロナになって特別扱いをしなくて済む日が来るでしょう。
その時まで厳重に警戒を緩めるわけにはいきません。今しばらく気持ちを引き締めていきたいものです。
将来このような未知のウィルスがまた現れることは間違いありません。その時に備えて今回の新型コロナとの戦いをよく肝に銘じておくことが大事です。
著者 院長・医学博士 先田功
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