今年の乳癌学会はハイブリッド開催でした。最近の学会、研究会はこのハイブリッド開催が多くなっています。ハイブリッド開催とは人数を制限して現地で従来通り学会を開催する一方でウェブでも学会を配信します。現地とウェブのいいとこどりということになります。
ただ今年の乳癌学会はウェブの同時配信プログラムが少なかったのが難点でした。
昨年はすべてウェブ配信だったため、すべてのプログラムに同時参加することができました。
家に居ながら学会に参加ができてとても快適でした。そしてほとんどのセッションが後日オンデマンド配信されたため、見逃した演題を確認することも可能でした。
今年は同時配信セッションが少なかったため、クリニックを休診していたのに手持無沙汰となってしまいました。さらに後日のオンデマンド配信は間が抜けてしまって、いまいち身が入りませんでした。
医療関係者と高齢者のワクチン接種がほぼ完了したことにより、コロナも落ち着くかと思いきやデルタ株の出現でそうした思惑も水の泡と帰してしまいました。今後もしばらく学会や研究会はハイブリッド開催となりそうです。
先日、神戸のハイブリッド研究会に現地参加をしましたが、久々に旧知の先生方と顔をあわせて無事を確認しあい有意義でした。今年の日本乳癌検診学会は京都での開催が決まっています。
今まで学会のハイブリッド開催で現地参加はしたことがありませんでしたが、京都なら現地に赴いてみようかと企んでいます。なんにしてもコロナ禍が早く収まってくれることを願ってやみません。
著者 院長・医学博士 先田功
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