2020年7月24日は世紀の祭典東京オリンピック開会式予定の日でした。新型コロナ禍のためオリンピックは1年延期となりました。
白血病と闘う競泳女子の池江璃花子選手が“1年後のきょう、この場所で希望の炎が輝いていてほしい”と開催実現を願いました。日本のそして世界の叡智を尽くして開催されることを心より祈ります。2020年7月24日の段階での状況でつぶやきます。
緊急事態宣言が解除され人々の生活も徐々に活発化してきました。Jリーグ、プロ野球、大相撲も開幕を迎え人数は制限されているものの観客を入れての開催を行っています。
一昨日からはGoToトラベルが開始され、東京発着以外で県をまたいでの旅行が推奨されています。
一方で東京、大阪をはじめ多くの地方で過去最多の感染者数を記録しています。すでに第二波はきているのでしょうか?
感染者の多くを若年層が占め、重症者、死者が少なく医療体制が保たれていることから第一波の時のような混乱はありません。しかしこのまま感染者が増えれば高齢者にも感染が広まり重症化の増加が危惧されます。それに伴う医療体制の逼迫はもう目の前に迫っています。一体我々はどうすればいいのでしょうか?
もはや世界はコロナ以前の状態には戻れません。コロナウィルスを抑えつつ、社会経済活動を行っていかねばなりません。この新しい事態に対する対処の答えを知っている人は誰もいません。
一人一人が考えて、行動するしかありません。日本そして世界はこの危機をきっと乗り越えられると信じます。前向きにそして”上を向いて歩き“ましょう。
著者 院長・医学博士 先田功
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