さきたクリニック院長 先田功が
毎月乳がん医療に関することなどの医療コラムを更新。
乳がんや乳腺疾患、近年の乳がん治療、乳がん検診の医療情報や乳癌学会の内容など、院長が執筆し「院長のひとりごと」と題しWEB配信しております。
今、新型コロナの感染状況はどうなっているかご存知でしょうか?
現在コロナは第11波が収まろうとしているところです(2024年9月現在)。
今までの経験に照らし合わせると、また冬ごろに感染が拡大する可能性(第12波?)があります。
そこで10月からコロナワクチン接種が再開されます。
対象は65歳以上、あるいは60歳以上の持病のある方です。
各自治体から補助金が出ますが、無料ではありません。対象者以外の人も全額の自己負担金をだせば接種は可能です。
ワクチンの種類は従来のファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンのほか、国内生産のmRNAワクチンや組み換えたんぱくワクチン、レプリコンワクチンが新たに使用されます。
最新の変異株に合わせたワクチンが使われます。
臨床試験では効果、副反応ともに従来型と遜色のないことが確認されています。
いまや新型コロナは第5類となり、高齢者や持病のない人にとってはそれほどの脅威ではありません。しかしいつまた新たな恐ろしいウィルス感染症が発生しないとも限りません。
そんな時に様々なワクチンは有効な武器になるものと大いに期待されます。それが今回、国内で製造できる体制が整ったことは頼もしいことです。
冬にはまた季節性のインフルエンザの流行も予想されます。
ワクチンの効果と副反応を考えながらウィルス性疾患に対処していかなければなりません。
著者 院長・医学博士 先田功
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