乳がん検診学会-院長のひとりごと

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乳癌検診学会

 第27回日本乳癌検診学会学術総会が11月10日、11日徳島で開催されました。今回の会長は徳島大学産婦人科ということでテーマは“女性ヘルスケアからみた乳癌検診”でした。広く女性のヘルスケアという観点から乳癌検診をとらえるという斬新なテーマでした。

 

 乳癌検診の利益と不利益が叫ばれる中、今改めて乳癌検診を総合的に理解するためのシンポジウムや高濃度乳房への関心が高まる中、超音波診断の問題点やマンモグラフィと超音波検査の総合判定における現況と課題が議題に取り上げられまし院長のひとりごと  乳癌検診学会イラストた。

いつもながら女性の参加者が多く、どの会場も活気に満ちていました。

 

 さて、今回の学会でのメーンイベントは衆議院議員野田聖子さんの招請講演でした。野田さんは現在第4次安倍内閣で総務大臣と女性活躍担当大臣を兼任されています。ご本人曰く女性活躍担当大臣はともすると若手女性議員のお飾り的役職になりがちだが、非常に大事な職務のため自ら安倍首相に直談判をして自分に任命してもらったそうです。

彼女の政治理念として、これからの日本は少子化のため衰退が明らかであり、それを防ぐため少子化対策がとても大事であると訴えておられました。そのためには出産の担い手である女性が安心して活躍できる社会を創ることが必須となります。

そこで今回の学会テーマである女性のヘルスケアは非常に大事であり、その中でも乳癌検診および子宮癌検診はなんとしても推し進めなければならないと熱弁されました。

ちなみに野田さんは超党派の乳がん子宮頸がん検診促進議員連盟の会長を務めておられます。ユーモアを交えた熱い講演に会場は魅了されました。今後の議員の動向に注目したいものです。

 

 徳島は大阪から距離的には近いもののいざ行くとなると結構不便です。

電車の便が悪く、飛行機で行く距離でもありません。高速バスが走っていますが電車ほど融通がきかないため車で行きました。

名物はなんといっても阿波踊りですがこれは期間限定で見ることはできません。鳴門わかめに鳴門金時、味付け海苔、和三盆そしてすだちが有名ということでお土産に買って帰って家で楽しみました。

 

 野田さんも言っておられましたが世の中を変えるのに政治家の力は確かに強いが、その担い手である国民が実際に動かないことには何も変わりません。

乳がん検診もしかり。今後も地道な努力が必要と痛感しました。

著者 院長・医学博士 先田功

乳がん検診・乳腺外科
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