娘が男の子を出産して、めでたくおじいさんになりました!
1年前に娘は結婚しましたが、しばらくは子供を作らないと宣言していたため懐妊の知らせを聞いたときは本当にサプライズでした。こんなうれしいニュースがあるものかと夫婦で小躍りしました。超音波の進歩のおかげで日々成長する胎児の様子を動画で楽しむことができるようになりました。早々に男の子であることが告げられました。以前は生まれるまで性別がわからないというのも楽しみの一つでしたが、男女がはっきりした方が着るものなどの色選びに苦労することがありません。
妊娠初期に娘は強度の悪阻に苦しみました。仕事をしていたこともあり大変つらそうでした。ようやく産休をもらってすぐの定期検診で切迫早産と言われ緊急入院となりました。胎児の成長は順調とはいうもののまだ1000gちょっとしかありません。この状態で生まれたら大変ということで娘は病院のベッドの上で24時間点滴につながれて絶対安静です。何とか小康を保ち胎児も順調に大きくなっていきました。少しでも長くお母さんのおなかの中で育つよう祈る思いの日々でした。みんなの祈りが通じたのか妊娠37週を迎え体重も2500gとなり無事退院となりました。退院後1週間で無事出産、2980gの元気な男の子を授かりました。
退院後は娘の実家である我が家で親子孫3代時々婿の生活をしています。仕事が終わって毎日家に帰るのが楽しみです。赤ちゃんの顔はいくら見ていても見飽きることがありません。今は便利な時代で気が向けばすぐにスマホで写真も動画も簡単に撮ることができます。赤ちゃんの成長は著しく毎日50g以上体重が増えています。私の父はすでに他界していますが母親と妻の両親は健在で曾孫の誕生をことのほか喜んでくれました。自分も曾孫の顔を見られるのかどうかわかりませんが、孫の成長は見届けたいものです。
孫の誕生を機に娘、孫の世代の若い人たちのために自分たちに何ができるのかと考えてしまいます。彼らが希望を持って生きていけるような世の中であってほしいと願います。日本はこれからかつて経験したことのない少子高齢化の世界を迎えます。悲観的な見方が多い中で、もっと前向きに考えていきたいものです。熟年、老年パワーを結集して素晴らしい社会をつくりましょう!
いずれにせよ主治医とよく相談をして一番良い方法を決めていかなければなりません。
著者 院長・医学博士 先田功
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