虹の会-院長のひとりごとコラム

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虹の会

 私が以前勤務していた、兵庫県立西宮病院には“虹の会”という乳がんの患者会があります。
病院勤務当時は大変お世話になりました。
現在も、当院に通院の多くの患者さんが会員であったり、当院で発見された乳がんの患者さんの多くが入会されたりということでお世話になっています。 虹の会 イラスト
大阪にも乳がん患者会の虹の会があります。
こちらは非常に規模の大きな患者会です。

県立西宮病院の虹の会は、それほど規模は大きくありませんが歴史は20年近くあり、大阪の虹の会よりも古く数ある乳がん患者会の中でも伝統があります。
その活動は非常に活発です。
月1回の例会では、乳がん関連あるいは直接関係は無くても健康に関するいろいろな講演会や催しをしておられます。
私も年に1回、お話をさせていただいています。そのほか定期的にフリートークの会をもって、日ごろの悩みや相談を話し合われています。
最近は乳がん再発患者会を立ち上げられました。
また病院入院中の患者訪問をされて、手術前後あるいは再発治療中の患者さんのお話を聞いていただいています。
術前患者さん向けパンフレットも作成され、当院でもお配りしています。
恒例の新年会は、毎年盛大に開催され私も出席させていただいていますが大いに盛り上がります。また温泉旅行なども、適宜実施されています。

乳がん治療にはチーム医療が必要といわれています。主に担当をする乳腺外科医だけでなく、放射線科医や腫瘍内科医、病理医、麻酔科医、形成外科医、精神科医など医師間の連携はもちろん看護師、放射線技師、臨床検査技師、リハビリ技師などコメディカルとの協力も欠かせません。
そういった輪の中に、最近は患者会も大きな役割を担うものと考えられています。
虹の会を始め、いろいろな患者会の皆さんは完全ボランティアで活動をしておられます。
乳がんとの闘病は非常に孤独になりがちです。
そんな中にあって、虹の会のような活動があれば、自分ひとりではないということに勇気づけられます。
患者さんには、内に閉じこもっていないでこういう会に参加されることをお勧めします。
また虹の会には今後もさらに活発に活動されることをお願いします。

追伸:虹の会の詳細につきましては、当院HPリンク集よりアクセスしていただけるようになっています。興味のある方は、虹の会HPをご覧ください。
 
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著者 院長・医学博士 先田功

乳がん検診・乳腺外科
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